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インフォメーション

2018.03.01

再始動にあたりキッサコから大事なお知らせ

いつもキッサコを応援いただき誠にありがとうございます。

皆様の応援ご支援もあって、山元サトシの喉の調子も回復し、この3月よりキッサコは再始動いたします。そして、再始動に際して、皆様に大事なお知らせがございます。

山元サトシが本年7月28日の京都公演を持って、キッサコから脱退することとなりました。

山元本人も熟慮を重ね、薬師寺をはじめ、スタッフ・関係者が翻意を促すなど、様々議論検討を行った結果の決断となります。

突然のことに驚かれ、納得の行かない方もおられることと思いますが、下記本人たちのメッセージをお読みいただき、納得がいかないまでも、想いを感じていただけましたら幸いです。

以下、二人から皆様へのメッセージです。

山元から皆様へ

拝啓

この度、皆様にご報告しなければいけない事がございます。
私、山元サトシはメンバーとして9年間、皆様に支えられながら続けてまいりましたキッサコを今年7月28日の京都公演をもちまして脱退する事を発表させていただきます。

昨年2月に声帯ポリープが発覚し、9月にオフィシャルホームページにて 3ヶ月間の活動休止を発表させていただき、同年12月の丹原公演を終えるまでの間も、これまでと同様に歌い続ける日々の中で、薬師寺、キッサコスタッフ、そしていつもキッサコを応援してくださる皆様には大変多くの場面で支えていただきなんとかツアーを終える事ができました。

改めましてご協力いただいたキッサコ関係者並びに、応援してくださる皆様へ心より感謝申し上げます。

今回の活動休止は術後の療養期間と同時に、初めて“立ち止まる期間”として過ごし、皆様からの温かいお言葉や、今まで見過ごしてきたもの、時間に触れ、これまでの9年間キッサコの山元サトシとして過ごしてきた日々とは全く違った日々を過ごせたように思います。

それは私にとって、初めて今後の人生について深く考える時間を持つ事ができたと同時に、これから表現してゆきたい事、学びたい事、挑戦したい事が自分の中から自然と溢れ出てくることを実感した時間でもありました。

年が明けてからは、その想いが益々強くなる事への複雑でどこか後ろめたい気持ちと、このような想いを抱いてしまう自分を素直に認める事ができず、“歌い手として新たな道を歩んでみたい”という想いを、相方である薬師寺に打ち明けるまでには長い時間を要しました。

皆様へ上手にお伝えできるか分かりませんが、この9年間の日々の中で、何度も挫けそうになることがありました。

しかしその度にキッサコを必要としてくださる方達、そっと肩を押してくださる方達、叱咤激励してくださる方達の存在があり、今現在もそれが私にとっての力の源です。

何より、私自身キッサコというグループを愛し、その一員である事に誇りを持っています。

又、音楽を始め長い年月を過ごす中で、いつの間にか相方である薬師寺は私にとって歳の離れた兄のようでもあり、音楽をする上で欠かせないパートナーでもあり、出会った頃から誰よりも私自身の道標となっている事に今も変わりありません。

そして、15年前「ハイム」を聴いたあの日から、キッサコの音楽を求め、必要とし、助けられてきたのは誰よりも私自身だと思います。

そのような想いの中で、薬師寺と共にキッサコが送り届ける言葉や作品がどう在ってゆくべきか、キッサコを日々必要としてくださる皆様にどんな想いで歌を届けてゆくべきか、それをこれまでの歳月の中で充分に理解してきたからこそ、このような想いを抱いたままキッサコの一員として皆様の前に立ち続け、相方である薬師寺と同じ道を歩んでゆく事がどうしてもできなくなってしまいました。

そして誠に勝手ではございますが、春から夏にかけて行なうツアーをキッサコのメンバーとしては最後とし、ファイナルである7月28日の京都公演をキッサコのメンバーとしての最後のステージとさせていただく事を皆様にご理解いただければ幸いです。

又、それ以後の具体的なソロ活動などに関しましてはまだ申し上げることはできませんが、9年振りにひとりに立ち戻り、そして自分と向き合いながらキッサコとは別の道を歩む中で、必要としてくださる方がいる限り歌い続けてゆこうと思っております。

日頃よりキッサコを応援し、何より、活動再開後のキッサコを心待ちにしてくださっていた皆様へこのようなご報告となってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。

敬具

2018年3月1日
山元サトシ

薬師寺から皆様へ

この度は、再始動というタイミングでこのような発表となり、皆様を驚かせることになってしまい誠に申し訳ありません。

山元がキッサコに入ってくれて早いもので9年。
あの時入ってくれていなかったら、恐らくキッサコは続いてなかったです。

改めて、本当にありがとう。

寂しくはなりますが、彼が悩み悩んだ末出したこの決意を心から応援したいし、山元が1人になって新たに生み出す歌を、1ファンとして楽しみにしています。

今回のことを受け、最初は「キッサコ」の看板を下ろすことも考えましたが、私のソロプロジェクトとして「キッサコ」を背負っていくことにしました。

15年前に始めた「キッサコ」は、今までに、本当にたくさんのご縁を繋いでくれました。

言わば、プラットホームみたいなものだなあと。

「キッサコ」、そして「キッサコ」を通して出逢えた皆様には本当に感謝しかありません。

だから、自分の人生をかけて、「キッサコ」を続けていこうと思います。

今までのご縁を大切に、日日是好日の精神で歩んで参りますので、これからも「キッサコ」をどうぞよろしくお願いいたします。

そして、春から始まるライブツアー「出発点 -startline--」は、山元とのキッサコの最後のツアーとなります。

1つ1つ噛み締めながら、「ありがとう」を伝えに参りたいと思います。

2018年3月1日
キッサコ 薬師寺寛邦

キッサコ

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